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2016年8月30日火曜日

Anitoon Academia卒業

こんにちは。

今月、晴れてアニメーションオンラインスクールのAnitoon Academia Level.1を卒業しました。

軽く流れを説明しますと、オーバーウォッチで有名(僕はウォークラフト)な
ブリザードのシネマティックアニメーターをしている洋平さんが受け持っている
レベル1の基礎クラスを受講しました。

僕はアニメーター歴15年ですが、レベル1を受けようと思った理由として
この業界で明確に言葉にして教えてもらったことがあまりなく基礎がモヤモヤしていたため、
ここでしっかりと基礎をマスターしておきたかったのです。

しかも洋平さんがアメリカの大学で受けていたピクサークラスの12の原則を学べること、
そして日本語で対応して頂ける、この時点で受けない理由はないと思い受講を決めました。

授業の内容は1週間に一度クリティーク(評価会)があり、早めにクリティークを受けたい場合は
メールで対応可、それを12週間みっちり行います。

制作しているとどんどん盛込みたくなりますがそれでは1週間のノルマがキツイので
なるべくシンプル、シンプルに、かつその時の授業のテーマを100%落とし込むことを意識しました。
でもリールを見て頂ければ分かりますが非常にシンプルで面白みはないかもしれませんが、
かなり細かく調整しています。

洋平さんのクリティークは分かりやすく丁寧で、かなりピッキーなところまで指摘して頂き、
その修正を反映すると必ず良くなりアピーリングもみるみる良くなるのが感じ取れました。

授業の詳細は省きますがやってよかったのは何より
自分が求めていたアメリカで実際に学んでいた経験を日本で学べること、
モヤモヤしていた基礎がパッと晴れたことです。

そして、同じモチベーションを持った受講生に出会えたこと。
クリティークを受けながらお互い刺激し合い、助け合い、とても良い環境が作られ本当に楽しかったです。

仕事をしながら授業内容をこなしていたので大変と言えば大変でしたが
何より得る方が大きくて受講して良かったと思いました。

日本語でのアニメーションオンラインスクールも増えてきて
せっかく本場の方々が教えてくださるので日本に住んでいる学生、社会人の方は
一度受講するのをオススメします。

レベル1と言えど簡単ではありませんが今後数十年とアニメーターでやっていきたい方は
ここで地盤をしっかりと固めて絶対損はありません。

この場を借りて12週間お世話になりました洋平さん、受講生の皆さん
ありがとうございました!
また違う場所でも関わっていけると嬉しいです!
次はPixarでAnimatorをしていらっしゃる原田さんのLevel.2クラスを受けるかもです。

最後にAnitoon Academiaのサイトと僕のLevel.1のDemoreelを載せておきますね。

Anitoon Academia
http://www.anitoonacademia.com/

Level.1 Demoreel

Anitoon Acamedia Level1 Demoreel from Satoru Chinen on Vimeo.



2016年8月10日水曜日

教える側、教えられる側

走り書きのようになって長文になってますが読んで頂けると幸いです。
文才欲しい・・・

日本語のオンラインスクールも増えてきて、教える、教えられる機会が増えてきてます。
社会に出てもそうですがこれから記事にすることは共通して言える事なので心に留めてもらえればなと思って記事にしました。
個人で制作していろんな方から意見を頂戴する方には当てはまらないかもしれません。

会社では上司、オンラインスクールや現地のスクール、弟子などなど色んな上下、
師弟関係があると思います。
その際、教えてもらう側はもちろん教えを請うわけですがそこで注意点。

・言われた事は全て直し反映するようにする
・言われて事を入れないなら入れない理由を明確に話す
・もしくは反映したバージョン、何らかの理由で入れないで自分自身で修正したバージョンを用意する
・最初の最初、プランニングやアイディア出しではいろんな人の意見を聞いてもいいかも


・言われた事は全て直し反映するようにする
これは信用信頼に関わることです。
その人に教えてもらうという事は、その人を信頼しておりその通り直せば絶対に良くなるという信頼の元に成立っているということです。
教える側も良くなるように考え、指摘し、直せば良くなるよ、
まずは修正してみようと相手を信用してるわけです。
これが例えば教えられたことに対して修正が行われなかった場合、教えた側はどう思うでしょうか?
「修正されてないじゃん、、、これは教えてる意味が、、、」のように相手を信用しなくなります。
逆に教えられる側も修正しなかったという事は相手を信用していないということではないでしょうか?
以上の点を踏まえて、教えてもらったことはきちんと入れるようにしましょう。

・言われて事を入れないなら入れない理由を明確に話す
もしかしたら何らかの理由により修正出来なかった可能性もなくはないです。
時間が足りなかった、データの不具合などなど、修正出来なかった理由を明確に説明しましょう。
これも信用信頼に繋がります。

・反映したバージョン、何らかの理由で入れないで自分で修正したバージョンを用意する
途中で良いアイディアが出て、どうしても盛り込みたい場合は2つ用意しましょう。
2つ用意することで、信頼は保たれ、かつ自分のアイディアの提案も出来ます。

・最初の最初、プランニングやアイディア出しではいろんな人の意見を聞いてもいいかも
いろんな人の意見を聞くことが出来るならそれに越したことはないですが、
ここで注意すべきはいろんな人の意見を参考にするあまり、何をしていいのか、
何を信用していいのか分からなくなる事があります。
いろんな人がいればいろんな意見があり、解釈も違いますから。
本当に最初のアイディアは沢山の意見を参考に自分でまとめ作品に落とし込み、
そこから先は信頼できる人に教えを請う事をおすすめします。
ここでもいろんな人の意見を聞いた場合、その教える側ば「別にこちらから教える必要がないんじゃないか?」「君が信頼している人に教えてもらえばいいじゃないか」と信頼に関係します。
どうしても他の人の意見も取り入れたい場合は事前に相談するといいでしょう。

以上のように教える側もより良い作品、その人の成長をさせたいという責任のもと発言しています。
教えてもらう側もそこを汲み取り、あなたの上司、師匠、先生を信用してまずはしっかり反映させましょう。
信用信頼を築けば良い関係が出来、また面白い作品を生み出せると思います。

この関係が崩れた現場を見たことがありますが悲惨なものでした。
そうならないためにも上記を心に留めてもらえると幸いです。

何かを教えてもらうというこは「信用信頼」で成立っているのです。
だからこそ、信用信頼出来る上司部下、師弟、
会社クライアント、先生生徒が見つかったなら大切にしましょうね。

OverWatch Fun Animation

Overwatch FunAnimation from Satoru Chinen on Vimeo . ここ最近、アニメーション以外にもモデリングやテクスチャ調べたり、 軽く作ってたりしてたんですが、 慣れない作業でフラストレーションが溜まっていたので何かアニメーシ...